psコマンドはプロセスの状況を一覧で表示し、確認するための基本的なコマンドです。オプションコマンドも使うことでトラブルの解決や必要な情報を見つけ出すことも可能です。
また、その他のコマンドを使用する際に必要な情報もpsコマンドで得ることができます。
psコマンドをオプションなしで実行した場合、以下のような表示結果となります。
オプションなしで実行した場合は、コマンド実行ユーザが起動しているプロセスのみが表示されます。
表示結果の見方については以下の通りです。
PID |
プロセスID |
TTY |
プロセスを制御している端末 |
TIME |
プロセスによって使われたCPU時間 |
CMD |
実行しているコマンド |
オプションについて
psコマンドには様々なオプションコマンドがあり、その組み合わせによって表示内容が異なります。
主なオプションは以下の通り(CentOSの場合)
オプション |
機能 |
a |
全ユーザのプロセスを表示 |
f |
プロセスの親子関係をツリー状にして表示 |
u |
プロセスの実行ユーザ名と開始時刻を表示 |
x |
デーモンなど制御端末を持たないプロセスも表示 |
l |
プロセスの詳細情報を表示 |
オプションコマンドだけでなく、grepコマンドなどを組み合わせて必要な情報を取り出したり、得た情報を利用しkillコマンドでプロセス・ジョブを停止することができます
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